ウラタクブログ

世界一周して東京のスタートアップで働く、滋賀県が大好きな25歳独身男のブログ。

「どこでも通用するスキル」って何?

就職活動や転職活動の際に「成長」や「スキルアップ」を大きな軸として置いている人は多いと思う。

そんな人からよく聞くのが「どこでも通用するスキルを身に着けたい!」というような言葉。では「どこでも通用するスキル」とは具体的には一体何なのか?

彼らの話を聞くと「WEBマーケティング」「ロジカルシンキング」「プログラミング」というような答えが返ってくる。そして例えば工場のラインや事務作業などの「仕組みの中」で働く人を指して「だれでもできるような仕事じゃなくて専門性を高めていかないといけない」というようなことをよく耳にする。

そして最近よく見るのはこの藤原和博さんの本。

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」という本。

1つの分野でトップレベルになるのは難しい。ただ、100人に1人の存在くらいにならなれるんじゃないか?そんな分野を3つ作れば、100×100×100で100万分の一の存在になれる。なのでそのレベルまでは専門性を高めていこうよ、という内容。

僕の大好きなキングコングの西野さんもこの本を激推ししている。

toyokeizai.net

この内容はすばらしいと思うし、僕であれば「世界一周×滋賀県×筋トレ」の分野で努力すれば突き抜けた存在になれるとは思う。そして僕も実際にそうなりたいと思っている。

ただしそれは「個人として生きていく場合」のみに限られると。逆に言うと、「組織人として生きていく人にとってはそんなに良くない」と思っている。

どういうことか。

結論から言うと、組織人として必要なスキルセットは「専門性」ではなく「貢献する力」「改善する力」だと思う。

例えば冒頭で話したひたすら事務作業を繰り返すような業務を行っている人であっても「めんどうな作業を仕組み化する」「短期間で同様の成果が出せる方法を考える」「次の人が仕事をしやすいような形で提出する」といったことができる人は、その組織にとって極めて価値のあるビジネスパーソンだと言える。当然それによって扱える仕事の量が増えたり、周囲の人間のパフォーマンスが上がったりという、組織にとってプラスの影響をもたらすからだ。そしてそういうマインドセットを持った人間は、おそらく部署が異動になったり慣れない業務依頼が来たとしても同じようなパフォーマンスを出すことができ、周囲から信頼を勝ち取ることができるはずである。

一方でひたすら専門性、例えば「WEBマーケティングスキル」を磨いてきた人がいたとして、彼はその分野でしか戦力になることができない。しかも仕事というのはスキルがあってもうまくいかないことも多く、どれだけ高いスキルを持っている人間であっても周囲の環境やモチベーションに大きく左右されてしまうことはざらにある。もっというと、スキルはお金で代替可能である。インターネットが発達した今、足りないスキルを一時的にクラウドソーシングで補うことは可能だし、コンサルやサービスに頼ることだってできる。

結局、組織人としての「どこでも通用する人」というのは、目の前の業務や与えられた役割を1段上のレイヤーで解釈して昇華し、視点をあげて組織や事業に貢献しようとする人なんだと思う。おそらくその人は100万分の1の存在ではないし、個人として目立つ存在かというとそうではないと思う。ただ、組織人としては非常に優秀な存在であると言える。そういう人はお金で簡単に雇うことはできないし、最も手放したくない存在のはず。ロジカルでなかろうが、マーケティングのマの字も理解していなかろうが、貢献できるのならOK。

僕らのような何の専門性もない想いベースの若いスタートアップ企業では、こういう人たちを集めていかないといけないのではないか、と最近考えている。

最近僕らの会社では「個人のブランディング」というワードが良く出るが、個人としてただブランディングされていても結局は組織に貢献できないと無意味なので、そういう視点をもって仕事や発信を行っていきたいと思う。

と、久しぶりに真面目な記事でしたw

www.urakawatakuya.com

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