ウラタクブログ

渋谷のベンチャーで働く、20代中堅社員のブログ

具体的な人は信頼できる人、抽象的な人は信頼できない人

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タイトルのとおりですが、最近すごく思うのは「話す言葉、意見、提案が具体的な人は信頼できる人」「抽象的な人は信頼できない人」ということ。

抽象的なことばっかり言って核心に踏み込まない人、物事を曖昧にふわっとさせたままにする人、AかBか決めたいのにAなのかBなのかを言わずC提示せず「全部大事だよね〜」とか言う人、アイデアを出さない人などなど。仕事をしているとこういう人は少なからずいるし、よほど意識している人ではないと誰もが時と場合によってはこういう状態になってしまうこともあるんじゃないかと思う。

僕は議論をしていたりコミュニケーションを取る中で、相手がこういうスタンスになると一気に萎えてしまう。

逆に発言や主張が具体的な人はすごく信頼できるし、議論を深めたいと思うし、いざとなったときに頼りたいなと思う。

最近こういう事を考えることが多いので、もう少し詳しく書いていこうと思う。

具体的な意見には責任が伴う

Googleさんによると「具体的」という言葉はこういう風に定義されていた。

物事が(単に思考の対象になるだけでなく)直観的に知りうるような、姿・形を備えているさま。

要は姿や形が直感的にイメージできるレベルまで詳細が分かるように伝えるということ。

となると、何か具体的な意見には責任が伴う。

例えば「旅で人は成長する」という人と「旅ではコミュニケーション能力と問題解決能力が身につく」と言っている人とでは後者のほうがより具体的なので、その意見に対する自分の責任や拘束力が強まる。詳細まで伝えている分「え、それは違うくない?」という批判や反論は受けやすい。

逆に「旅で人は成長する」という抽象レベルの発言までしかしない人は、その発言の「解釈の幅」をかなり含ませているので「確かに旅をしたら人は成長するかもしれない・・・」と人によっての解釈が曖昧になる。解釈の幅が広がるので、反論に対しても「いやいやそういう意味ではなくてこういう趣旨で言った」のようにある種「逃げる」ことができる。つまり責任が伴っていないということ。何か問題があったときや意見が食い違ったときに「認識の違い」という言葉でうまく片付けようとするタイプの人もこの抽象的で責任が伴わない発言をしている類の人。

要は当たり障りのないことしか言わない人である。

逆に具体的な発言をしている人に逃げ道はない。つまり責任が伴うということ。

具体的な主張には論理が必要

具体的な主張には明確な根拠やなぜそう言えるのかのロジックが必要になる。

「旅ではコミュニケーション能力と問題解決能力が身につく」まで具体的に言うと、相手は「なぜなのか?」と感じる。

そういうときに

「旅先では知らない人に対して自らコミュニケーションを取らないとなかなか自分の必要な情報は手に入らないし、母国とは違った価値観や前提の中でコミュニケーションを取るため相手のことをより考えないといけないし、値段交渉の場では自分の希望を通しながらお互いの利害を一致させるための交渉力も身につく。」

「旅先ではトラブルの連続で、日本と比べて助けてくれる人や頼れる人も少なく、自分で瞬時に判断してなんとかする力が必要になる。例えば僕の場合は飛行機に乗るときに帰りの航空券がないと乗れないよ、と言われてチェックインができなかったが、過去のフライトチケットのスクショをフォトショで加工することで帰りのチケットっぽいものを作って通過することができた。」

というような、なぜそれが言えるのか?の根拠や具体例を示してロジックを立てないとなかなか相手に主張を理解してもらえない。

つまり具体的な主張が多い人は必然的に「なぜそう言えるのか?」の論理までしっかりと考えられている人が多い。

逆に、抽象的なことしか言わない人に論理はない。いやむしろ論理や根拠がないから、抽象レベルの主張しかできないのではないか。

人間は頭がいいので、論理のないこと、筋の通ってないことには納得しづらい。

論理があれば自分なりにそれに対して賛成なのか反対なのかを考えることができるが、抽象的で論理がない主張に対しては特にそれに対して何も言うことができず(そりゃそうだよねレベルの抽象度なので)、何の判断もできない。

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具体的な発言には安心感・信頼感がある

上記を踏まえて、具体的な発言には責任と論理が備わっていることがぼんやりと理解できたんじゃないかと思う。

個人的にいつも人の言っていることに対して、なぜそれが言えるのか?理由は?、というある種批判的な視点を持って聞くことが習慣になっている。そしてその論理に対して賛成できるか反対できるかが重要だと考えているので、そもそも論理の見えない(ロジックのない)主張に対しては何の意見も持てないし信頼ができない。なので、具体的にはどういうこと?なぜそれが言えるの?を繰り返し深掘りをして聞くことになるが、大抵の場合その先の具体的な根拠が出てこない(考えられていない)ので、結果的に信頼できないという結論に至ってしまう。

具体的な意見をしっかりとロジックを持って説明してくれる人は責任感があるなと思うし自信を感じる。その発言内容に対する賛成/反対に関係なく、すごく信頼がおけるなと思う。

具体的なアイデアや提案があると議論が進む

抽象的な発言しか出ない会議やコミュニケーションにおいては、「それってどういうこと?」「根拠は?」「具体的には?」の探り合いをしないと何の判断もできないため、とにかく議論が遅い。そして日本人は和を乱すのが苦手なので、一度そういう雰囲気になってしまうと具体的なアイデアや提案を自分からすることがやりにくい空気になってしまい、なおさらその遅さに拍車がかかる。

逆に何かを議論したいときや決めごとをしたいときに「自分はこう思っていて、詳細はこういうことです。理由はこれとこれとこれで、この部分はまだ深く考えきれていない。でもこういう事例もあるのでこれがいいと思っている。」のように自分の意見やアイデアをしっかりと持ってきて提案ベースで発言をしてくれる人がいれば議論はすごくスムーズに進む。

ある調査によると、会議の議題において、そのうちの94%が「最初に提案された内容」に着地しているという統計データがあるらしい。

なので僕は、会議に出るときにはとにかく具体的な意見をたくさん出したり、事前にアイデアや論点を具体的に提示するように気をつけている。

具体的な人は「発言内容」を見ている

具体的な発言が多い人は、論理をしっかりと考えている人が多く、自分なりの意見や考えを持っている人が多いため「発言内容」に対して賛成/反対などの意見を持つことができる。

逆に抽象的な発言が多い人、具体案まで考えきることができない人は「◯◯さんが言っているから」と「人」で判断する人が多いように思う。中身に対して自分なりの意見や根拠を考えることができないので、なんとなく信頼できそうな〇〇さんを頼りにするのである。

新卒で社会人になって以来、フラットな組織にずっと属しているため、「誰が言ったかよりも何を言ったか」という言葉をすごく大切にしているので、しっかりと「中身」で物事を判断したいなと思う。

具体化→抽象化ができる人が最強

これまで抽象的な人を批判してきたが、抽象的な事自体が全てダメと言っているわけではない。

僕が思う最強パターンは、物事を具体的に考えたり具体的な提案ができることを前提として、数ある具体例を踏まえて「抽象化」ができる人だと思う。

抽象「化」とあえて言っているのは、具体→抽象の順番が大切ということ。

最初から抽象的なことしか言えないのではなく、具体的なイメージを持った上での抽象化が大切。

抽象化が得意な人は、たくさん具体例が飛び交う会議の中でも「つまりこういうことですよね」と主張の論点を捉えて簡潔にまとめることができるし、日々の具体的な業務をマニュアル化して仕組みを作ったり、AとBという具体例からCという新しいものを生み出すことに長けている人が多い。

抽象化の重要性やトレーニング方法については、最近めちゃくちゃ流行っている「メモの魔力」という本にも詳しく書いてある。

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まとめ

だらだらと書いたが、要は「具体的な発言や意見が大切だよね」ということ。

具体的な中身まできちんと話せる人には自信があふれるし、信頼ができる。

僕も最近の課題感としてすごく感じていたことだったので、今回自分の考えを整理できてスッキリできた。今後はより意識していきたいと思う。