ウラタクブログ

世界一周して東京のスタートアップで働く、滋賀県が大好きな25歳独身男のブログ。

世界一周航空券をかけたコンテストが、1日で15万PVのアクセスを生んだワケ

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TABIPPOで毎年開催中の企画「世界一周コンテストDREAM」のWEB投票を現在開催しています。そのサイトアクセスが1日にして15万PVもの数字を叩き出していたので、その理由は何なのかを、この企画を裏で運営している責任者として僕なりに考えてみました。

何が起きているのか?

「世界一周コンテストDREAM」は、世界一周したい学生が自分なりの世界一周のプランや思いを語り、優勝した人は賞品として世界一周航空券をもらい、実際にタダで世界一周に行けちゃう夢のコンテストです。僕たちTABIPPOは、法人登記前、学生団体時代からこの企画を毎年やってきました。

その選考の過程にある「WEB投票」という審査が現在行われており、残っている90名の学生がSNS上でアピールをしています。大学生のミスコンとかでも同じ様な企画がよくありますよね。

WEB投票サイトを出したのが今週の月曜日ですが、すでに1日にして15万PVを集める結果となり、初日はアクセス過多でサイトがパンクして落ちました(参加者のみなさん、ごめんなさい)。

コンテストが気になる方はこちらをどうぞ。 bpf.tabippo.net

この記事を書いた背景

たった90人の名も無き学生のSNSでの告知によって、なぜこんなにもの人が動き、サイトに訪れているのだろうか?という疑問と、このメカニズムをうまく突き止めることが本質的な集客の課題の解決に繋がるのではないか?という仮説が、今回の記事を書くに至ったきっかけです。

流入経路の分析

上記のアクセスのうち55%がSNS経由、35%がLINE経由。

SNSのうち50%がInstagram、35%がTwitter、15%がFacebookです。

つまり「ほぼ口コミ」でアクセスが集まっているということになります。

※補足 Instagramからの流入ってどういうこと?

この企画に対して広告は一切打っていないので、個人のInstagramのみでの発信によってアクセスが集まっています。InstagramではURLの投稿はできないのですが、参加者の投稿などを見ると、以下の方法で流入させているようです。

①参加者が、自分のプロフィールに投票ページのURLを載せる

②投稿もしくはストーリーで自分のアカウント(プロフィール)を載せる(@◯◯◯というやつ)

③それを見た人がプロフィール画面に飛ぶ

④プロフィールで設定されているURLをクリックする

これが基本で、参加者の友人が、自分の投稿やストーリーで応援したい人のアカウントを載せて、同様にプロフィールに飛ばす方法で拡散をしているようです。

参加者がなぜこんなにも発信をするのか?

まず、これだけ口コミでアクセスが集まっている理由として、その発信源は何なのか。もちろん運営として公式SNSでの発信はしていますが、このアクセスを生んでいるのは明らかに「参加者個人」の発信です。なぜこんなにも発信してくれるのかを考えてみます。

自分の夢が実現しそうだから

「優勝したら世界一周航空券」で企画の名前は「DREAM」。つまりこの企画は、世界一周したい学生の夢を応援する企画で、参加学生はみな、自分の好きなこと、やりたいこと、夢を、世界一周によって実現させようという想いで参加してくれています。厳しい1次審査を突破し、残す審査は3回。過去の優勝者を見ても、自分と同じ様ないわゆる「普通の学生」が世界一周航空券を手にしています。

この「自分でも夢を掴めるかも」という想いが、熱のこもった発信を生み出しているのじゃないかなと思います。

2400人の中から選ばれたプライドがあるから

実はこの世界一周コンテストDREAMには、日本全国合計2400人もの学生がエントリーしてくれました。これは過去最大の数字なのですが、その中から選ばれた90人であることにプライドを持っている人も多いのではないかなと思います。

この企画の中では、参加者同士の交流の機会もたくさん用意しています。同じような夢や想いを持った人の代表選手という意識もあるのではないでしょうか。

友達が応援してくれるから

一番大きいのはこれかなと思います。友人がSNSで応援してくれている様子を目の当たりにしたり、毎日自分の得票数が増えていくのを見ると「頑張らないと!」と思うのは当然といえば当然。周りの期待に応えたい!!という想いは誰にでもありますよね。

では、次は、なぜ友達がこんなに応援してくれるのか?という観点で考えてみます。

なぜこんなにも応援をするのか

自分の友人の夢は応援したいから

当然と言えば当然なのですが、自分の友人の夢や頑張っていることは思わず応援したくなりますよね。

自分のできない挑戦を応援したいから

こんな投稿を見かけました。

憧れ、尊敬、といった、自分がやっていない挑戦、できない挑戦には、少しでも力になれるならと、身近な「投票」「拡散」という形で応援したくなるのではないでしょうか。

自分も一緒に参加している気になれるから

SNSを見ていると、「こいつ最高なんです!応援お願いします!」「優勝させてあげたい!」というように、本人よりも熱狂的な投稿をしている人がいます。

僕ももともと某アイドルグループの追いかけで、総選挙の投票権付きCDを数十枚単位で買っていた経験があるので(笑)、この気持ちはよくわかります。一緒になって盛り上がっていると、楽しいんですよ。

「身近な10人」の共感が共感を呼ぶ

結局、これをどうノウハウとして解釈して自分たちで再現できるようにするのか、というのが最終のゴールだったので、それについても簡単に考えをまとめてみます。

企画ではなく人で共感を呼ぶ

まずこの共感を読んでいるのは「優勝したら世界一周航空券を貰えるコンテスト」という企画ではなく、参加者90人の夢であり人生であり、想いだと思います。

僕らが運営としてやったことは「夢を語る場所」「夢を実現する賞品」を用意したことだけです。実際にはこの企画をリリースしただけではこれほどまでに拡散され、多くの人の目にとまることもありませんでした。

90人それぞれの夢や想いといったパーソナルな部分が、誰かしらの心を動かし、共感や応援という形になって表れています。

自分なりの想いや考えを発信する

世界一周コンテストDREAMを運営しているのは「TABIPPO学生スタッフ」という400人のボランティアスタッフで、現在はこのコンテストの運営と並行して、全国10,000人を動員する旅のイベント「BackpackFESTA」を作っています。

DREAMの決勝プレゼン、豪華ゲストのトークライブや豪華景品など、コンテンツにはすごく自信があり、来た人が100%満足して帰ってくれるという自負はあるのですが、おそらくそれをイベント公式のSNS発信しても10,000人もの人が集まることはないと思っています。

結局は、そのイベントの運営しているスタッフ個人個人が、なぜこのイベントを作っているのか、どういう想いで関わっているのか、どんな人に来てほしくてどういう体験をしてほしいのか、という「その人オリジナルの想い」を発信するからこそ、共感を呼び、多くの人に応援され、参加者が集まるのだと思います。

これはもちろん、運営スタッフだけではなく、出演ゲストやスポンサーにとっても同じだと思います。各々の関係者の視点からの想いや声を発信するからこそ共感を生むのかなと。

自分の半径5m以内にいる10人にいかに応援してもらうか

企画勝負ではなく、個人の発信勝負、になった場合、情報を伝えるべき一番のターゲットは発信者の半径5m以内にいる友人や家族、恋人です。

いつも一緒にいる「目の前の10人」にいかに共感してもらえるか、同じようにその人達が10人に発信してもらえるくらいの熱量を伝えられるかが大切だなと思います。

関わる色んな人の想いを表現できる「場所」を作る

今回のWEB投票では、90人の参加者の熱い想いが1つのサイトにまとまり、そこをバブにしてSNSなどで沢山の人に見られています。

こういう、企画に関わる色んな人の想いが集まった「場所」を作り、そこにアクセスを集中させていくことで、1人の想いに共感してその「場所」を訪れた人が、他の1人の想いに共感し、さらにはその企画自体にも共感してくれるんじゃないかなと思います。

今目下で準備を進めている「BackpackFESTA」のサイトにもそういう「場所」を作ってみようかなと思います。

お金がたくさんあり、大きな広告をどかどかと打てば人は集まるのかもしれないですが、そんな体力はないし、共感が生まれるイベントにしたいなと思っているので、こういうやり方で進んでみます。

さいごに、参加者のみなさんへ

f:id:takuya3924:20181107174359p:plain さいごに、今回の世界一周コンテストDREAMへ参加して頂いた2400人の学生のみなさん、現在WEB投票を頑張っている90人のみなさんに。

このコンテストは、TABIPPOが生まれてからずっと続けているコンテストです。なぜずっとやっているのか。それは「最高のコンテストだと信じているから」です。

優勝したら世界一周航空券がもらえる、同じ想いをもった熱い仲間ができる、そういうのももちろんいいなと思うポイントなんですが、なによりも運営している僕たちが参加者のみなさんから元気をもらえます。

審査や交流会で出会った学生に旅の相談を受けたり、熱い想いを聞いたり、SNSでの盛り上がりを見ていると、夢を語って人に応援されて、喜んだり悔しがったりというみなさんの姿を見ていると、この企画がなかなか辞められません。

僕も学生時代に世界一周の旅を経験しましたが、何も考えずに適当に世界一周をした僕でも人生が変わりました。熱いテーマと夢を持ったみなさんなら、間違いなくいい旅ができると思います。

今残っている90人のみなさんは、ぜひ本気で世界一周航空券を目指してみて下さい。

惜しくも残れなかった2000人以上のみなさん、ぜひ、決勝プレゼンの舞台を見に来て下さい。毎年プレゼンが終わった舞台裏では、参加者スタッフ一同が涙を流しています。

bpf.tabippo.net

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