ウラタクブログ

世界一周して東京のスタートアップで働く、滋賀県が大好きな25歳独身男のブログ。

フラットな組織を目指す上で気をつけること

今僕が働いているTABIPPOでは「フラットな組織」を意識した組織運営を行っています。最近全社合宿があり、ティールやホラクラシーといった組織形態についての議論があったので、僕なりに思うことをまとめてみました。今回は、ティール/ホラクラシーといった概念は一旦置いといて、もう少し広義な「フラットな組織」について思うことを書いてみようと思います。

フラットな組織とは?

そもそもフラットな組織とはどういうものなのでしょうか。

「フラットな組織とは」でGoogle検索するとこう書いてありました。

階層の少ない、あるいは階層のない平らな組織のこと

組織といえば、平社員、課長、部長、社長といったピラミッド型の図がイメージできるかと思います。こういう、部長や課長といった階層をなくした組織形態のことをフラットと呼ぶことが多いです。

行動成長期をはじめ、製造業がメインで発展してきた日本の企業の中では、決まった戦略の中から生まれた工程をミスなく実行できるように管理することが重要であったため、部門ごとに中間管理職層が組織のマネジメントを行うピラミッド型組織が一般的な形となっていました。

ところが現代では、インターネットの発達により産業構造が大きく変化し、知識生産型の事業がメインになってきました。また情報共有やコミュニケーションにおける障害もなくなり、世界中どこにいようとインターネットさえあれば簡単にコミュニケーションが取れ、情報を得られる時代になってきました。

そんな中で、階層をなくし社員に裁量や情報を与え、自ら考え判断する主体性を促していくことが組織の成長にとって重要なのではないかという背景でよくでてくるのがこの「フラットな組織」です。

フラットな組織で気をつけること

次に、僕が考える、フラットな組織を目指す上で気をつけることを簡単に紹介します。

なぜフラットなのかの目的意識を持つ

時代の流れもあるのか、最近は「フラットが良い」という根拠や理由のない主張が多く見られるような気がします。

どんな組織もフラットにすればいいということなんてあるわけなく、組織形態は組織の目的達成のための1つの手段に過ぎないのだから「なぜフラットがいいのか」の目的意識を強く持つことが大切です。

それがないと、裁量や自由、みんな平等、といったざっくりとしたキーワードだけが先行し、人によってその捉え方にギャップが生まれ、組織として統率が取れなくなるでしょう。あくまで組織体系は目的達成の手段であることを忘れないことが大切です。

情報の透明性を徹底的に保つ

フラットな組織では現場の社員が自分で判断して主体的に行動することが求められます。その上で最も重要なモノは情報です。

仕事に限らず、自ら考え意思決定をし、ものごとを動かしていくためには、判断の元となる情報が必要です。できる限り情報をオープンにし、透明性を保つこと、いつでもだれでも必要な情報が取り出せる状態にしておくこと、情報がどこにあるのかをわかりやすく整理して明示しておくことが大切です。

優秀な人を採用し、全員に強いリーダーシップを求める

情報があればひとりひとりが主体的に行動できるのかと言ったらそんなわけはありません。これまでの人生において自ら考え実行してきた経験がある人、目標の達成に対する強い意欲/モチベーションがある人、自ら先頭に立ち責任を負う覚悟のある人でないと、主体的に行動することはできません。

もちろんそういった資質は育成することも可能ですが、ベースはそういった経験やマインドを持っている優秀な人を採用することと、彼らに強いリーダーシップと責任と求めることです。

ぶれない方向性を示す

優秀な人を採用し、できる限りの情報を与えました。最後に大切なのは方向性を示すことです。この組織は何を目指す集団なのか、この事業やプロジェクトのゴールは何なのかをしっかりと定義し、全員でこの方向を目指していこう、というぶれない方向性を示すことが大切です。

自ら考え行動できる人たちなので、ゴールと目的意識さえあれば、自分の持っている情報から勝手に判断をしてゴールの達成のために勝手に進んでくれるはずです。

フラットな組織の誤解

最後に、フラットな組織において誤解をしている人のケースを紹介します。

フラットというと、みんな平等に権限と裁量があり、均等に機会が与えられ、自由に好きなことをやっても良いという風に捉える人がたまにいますがそれは違います。

フラットというのは、役職や肩書ではなく実力で評価されるということです。

例えばスポーツの世界では選手の間に階層はありません。キャプテンという役割を持っている人はいますが、権限を持っていたり偉い人かというとそうではありません。

スポーツ選手は階層や役職のない組織の中にいますが、彼らの試合の出場機会、人気、年収には人によって大きな違いがあります。そしてそれはベテランだから高い、新人だから低い、といったことはありえません。なぜそういう違いが生まれるのかと言うと、実力でフラットに評価されているからです。

フラットな組織において「なんで自分には機会が提供されないんだ」「なんで自分には自由や裁量がないんだ」と言う人はそれに見合う実力や信頼がないからです。社員やインターン、年次や給料などに関係なくフラットに評価をされるため、その違いが現れます。

さいごに

いかがでしたか?「フラットな組織」と言われる組織の中にいる人、目指す人はぜひ意識してみて下さい。